片手でクッキングできる道具たち

片手でクッキングできる道具たち

脳卒中

 

片麻痺の一番の原因は、脳卒中です。

 

脳卒中はガン、心臓病と並ぶ代表的な生活習慣病。ひとたび発症すると後遺症が残ることが多く、介護が必要になる危険性も高い病気です。

 

ここでは脳卒中の原因、予防、片手で料理できる道具などをお教えします。

 

 

 

【脳卒中とは】

 

脳卒中

 

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり、切れたり、そのために意識がなくなったり、手足がマヒしたり、感覚がなくなったりします。

 

脳卒中には、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞があります。

 

脳の血管が切れて出血がおこるのが「脳出血」。脳の表面を包んでいるくも膜の下に出血する「くも膜下出血」、脳の血管が細くなったり血栓で詰まり脳の血流が悪くなり脳組織が障害を受ける「脳梗塞」です。

 

現在、日本で一番多い脳卒中は脳梗塞です。

 

 

 

【脳卒中を予防する方法】

 

インスリン注射

 

脳卒中を予防するには、高血圧や糖尿病などの治療をおこなうと同時に生活習慣の見直しや改善が必要です。

 

脳卒中を誘発する危険因子は以下となります。

 

・喫煙
・過度の飲酒
・塩分、脂肪分の摂りすぎ
・食べ過ぎ
・運動不足
・過度のストレス
・高血圧
・糖尿病
・心房細動
・脂質異常症
・慢性腎臓病

 

そして脳卒中を予防する10の方法は以下のとおり。

 

・高血圧を治療する
・糖尿病を放置しない
・不整脈(心房細動)は即受診
・禁煙
・過度な飲酒はしない
・悪玉コレステロールを減らす食事をする
・塩分と脂肪分を減らした食事をする
・運動をする
・肥満を解消する
・前触れ発作を見逃さない

 

となります。

 

>>高血圧を治療する

 

脳卒中の最大の原因は高血圧。高血圧の人が死亡するリスクは、軽症でも正常な人の約3倍、重症では約7倍といわれます。

 

高血圧は塩分摂取を少なくする、野菜や果物を積極的に食べ、コレステロールを控え、近年、運動、原料、薬の服用でほとんどの人が血圧を下げることができます。

 

>>糖尿病を放置しない

 

糖尿病は血液の糖分(ブドウ糖)の濃度が高くなっている状態のこと。高血糖の状態が続くと、血管の壁が傷つき動脈硬化が進みます。これによって脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるのです。

 

糖尿病の治療は適切な食生活と腹七分目の量を守る。野菜や海藻からゆっくりと食べ、ごはんやパンの量を減らしましょう。適度な運動も糖尿病の悪化を防ぎます。

 

>>不整脈は即受診

 

脈が乱れている状態が不整脈です。とくに心臓の心房が規則正しく収縮できなくなる心房細動には注意が必要です。心房細動があると血栓ができやすくなり、脳梗塞をひきおこします。

 

不整脈を早期発見するにはふだんから脈を測る習慣をつけ、動悸、ふらつきなど症状があるときはすぐに受診しましょう。

 

>>禁煙

 

タバコに含まれるニコチンは交感神経を刺激して血圧を上昇させます。またタバコは動脈硬化も促進させます。

 

タバコを吸う人はタバコを吸わない人に比べ、約4倍も脳卒中で死亡するリスクが高くなるデータもあります。

 

>>過度な飲酒をしない

 

適量であればお酒もメリットがあります。しかし飲みすぎれば健康を害します。

 

週に2日または3日の休肝日を設け、ビールなら大びん1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯までにします。

 

>>悪玉コレステロールを減らす

 

善玉コレステロールが少なく、悪玉コレステロールの多いひとは動脈硬化をおこしやすいとされています。野菜や海藻から食物繊維を多くとり、青魚に含まれるDHA・EPA(不飽和脂肪酸)をとりましょう。

 

>>塩分と脂肪分を減らした食事をする

 

塩分は血圧を挙げるため、減塩が必要になります。ラーメンやうどん、そばの汁は残す。ハムや漬物といった加工食品、外食での塩分の摂りすぎに注意します。

 

脂肪分はコレステロールや中性脂肪を増やし動脈硬化を促進させるので、脂身の多い肉や動物性脂肪をとりすぎないようにしましょう。

 

 

 

【納豆をよく食べている人は脳卒中の死亡率が低い】

 

納豆

 

高血圧や糖尿病で怖いのは、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症です。脳梗塞や心筋梗塞は脳や心臓の血管が血栓で詰まっておこります。血栓は血が固まってできるものですが、納豆に含まれるナットウキナーゼという成分は、この血栓を溶かす働きがあります。

 

2017年、アメリカの臨床栄養学の雑誌に岐阜大学医学系研究科の永田教授らの研究チームの研究発表が掲載されました。研究の内容は、1992年に岐阜県高山市在住で35歳以上の男女約2万9000人の食事や運動習慣などをアンケート調査し、その後16年間にわたり追跡調査したものです。

 

納豆をよく食べている人は、ほとんど食べない人に比べて脳卒中や心筋梗塞で亡くなる危険性が明らかに低くなることが判明しました。とくに脳卒中による死亡リスクは、納豆をよく食べている人たちは、ほとんど食べない人よりも32%も低くなっていることがわかったのです。

 

納豆には粒のままのもの、ひきわりがありますが、豆が砕かれて表面積が広く発酵しやすいひきわり納豆のほうがナットウキナーゼや酵素の量も増えている可能性が高いと考えられています。

 

納豆を食べるなら、ひきわり納豆にえごま油をかけ、サラダのように一番はじめに食べる納豆ファーストを心がけましょう。

 

 

 

【くぎ付まな板】

 

ワンハンド調理板

 

片手で調理するとき、もっとも困るのが食材を固定することです。そんな時にあると便利なのがワンハンド調理板。じゃがいもや人参などの食材を釘にさして固定します。また角のコーナーエッジにパンをおき、バターやジャムをぬったり、カットもできます。

 

使わないときは釘カバーもあるので安心。サイズはA4くらいで台所でも邪魔になりません。

 

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【片手で使える調理補助具】

 

クックラボ

 

食材を釘に刺したくない人には本体の凹みに果物や野菜を置いて固定させ、手を添えなくても包丁で切ったり、皮を剥くなどできる道具もあります。リンゴや人参など、転がりやすい食材を安定させて安全・簡単に調理ができます。

 

本体の底面にはスベリ止めがついているのでズレません。

 

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【折り曲がる軽いまな板】

 

チョップ2ポットプラス

 

高齢になれば腕の力が落ちるもの。重いまな板は出し入れが面倒なだけでなく、落とす危険もあります。

 

ジョセフジョセフのチョップ2ポットプラスは薄いポリプロピレン製で軽く、筋目で折り曲げることができるため、切った食材をそのまま鍋やフライパンに片手で移せます。野菜くずはそのままゴミ箱に入れることも。切る、つかむ、そそぐが一つでできます。

 

取っ手やまな板の裏面には滑り止め加工がされていて、ハンドルは握りやすく、まな板は滑りにくくなっています。使わないときはキッチンの隅にぶら下げて乾燥させることもできます。

 

色も白、黒、緑、青、赤から選べます。

 

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【使う人にあわせて取っ手の向きや角度が変えられる包丁】

 

UDグリップ

 

ウカイ利器 UDグリップ包丁は、使う人にあわせてハンドルの向きと角度を自由に調節できます。

 

体重をかけて切ることができるので握力の弱いお年寄の方、手首の負担を軽減したい方、手指に力を入れにくい方、片麻痺の方にも使いやすくなっています。

 

色もオレンジ、グリーン、イエローから選べます。

 

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【皮むき器 ピーラー式】

 

クックラボ

 

テーブルに固定できるピーラーなので、片手で野菜や果物の皮がむけます。じゃがいもなどの野菜や果物を刃に押しつけて動かすと、皮が削られて下に落ちます。

 

本体は固定バーをスライドするだけでテーブルに固定できます。

 

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>>低糖質パンのブランパンが焼けるホームベーカリー