高齢者ドライバーを応援する安全運転ツール
【高齢者ドライバーの現状】
ここ9年ほど、交通事故の総件数は減少しています。けれど、65歳以上の高齢者ドライバーの事故件数は、15年連続で増加しています。
ブレーキとアクセルを踏み間違えてお店に突っ込んだり、立体駐車場から落下したりといった操作ミスが原因と思われる事故が目立ちます。
最近の自動車には「自動ブレーキ」と呼ばれるシステムが搭載されているものが増えています。これは、自動車に搭載したレーダーやカメラからの情報をコンピュータが解析、運転者への警告やブレーキの補助操作などを行ってくれるもの。
中古車であれば自動ブレーキが付いている自動車を。新車であれば自動ブレーキが搭載できる自動車を選びましょう。
スバル車の運転支援システムのアイサイト(自動ブレーキ)搭載車は、非搭載車に比べて追突事故率が84%減少しました(事故発生率は61%減、車両同士の追突事故は84%減)。
(2016/5/20 日本経済新聞・朝刊の一面広告より情報収集)
【自動ブレーキの過信は禁物】
自動ブレーキはあくまでも補助装置であり、いざという時のお守りみたいなもの。過信は禁物です。
日本自動車連盟(JAF)が豪雨を再現してテストしました。時速30キロでの走行時は障害物の手前で車両が停止したものの、時速40キロでは停止せず障害物に衝突しました。
自動ブレーキがあるから・・・と油断せず、とくに豪雨時の運転は普段より広く車間距離をとり、速度を落とすなどしましょう。
【運転者の認知機能検査とは】
ブレーキとアクセルを踏み間違えて車が急発進してコンビニやスーパーの店内に突入。急加速でバックして駐車場から線路に落下、電車と接触。赤信号に変わったけれど行けるだろうと無理やり直進し横断歩道を渡っている歩行者をはねてしまう。
高齢者ドライバーによる重大事故が後を絶ちません。そこで法律が改正され、運転免許の更新で70歳以上に高齢者講習が一律に課され、75歳以上は認知機能検査も加わります。
2017年3月施行の改正道路交通法では規制がさらに強化されました。認知機能検査で「認知症の恐れ」と判定された場合は医師の診断が必須になり、認知症と診断されると免許の取り消しや停止になります。
認知機能検査は以下の3種類。
・現在の日時や曜日を正しく認識しているか
・オルガンなど16種類のイラストを記憶できるか
・指定した時間を時計の文字盤に表記できるか
この検査で認知症のおそれがあると判断されても、医師によって認知症ではないと診断されれば免許は継続することができます。
【車線はみ出しを教えてくれるドライブレコーダー】
画像で道路状況を録画してくれるドライブレコーダー。
もし事故が起きても証拠の画像が残っているので解決に時間がかかりません。またドライブレコーダーがあることで、安全運転への意識も高まります。
ドライブレコーダーをつけた542社のタクシー会社を国土交通省が調査しました。あるタクシー会社では、全車にドライブレコーダーを搭載したところ、事故が半分以下に減ったのです。
最近のドライブレコーダーは、画像を録画する以外にも便利な機能が搭載されています。
・前の車が進むとブザー音で教えてくれるスタートインフォメーション機能
・車線のはみ出しをブザー音で教えてくれるレーンキープアシスト機能
・前の車に接近しすぎるとブザー音で教えてくれる前方衝突防止アラート機能
これらの安全運転を補助してくれる機能のついたドライブレコーダーを選びましょう。
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【アクティブシニアがドライブを楽しむための道具】
いくつになっても自動車で出かけたり、車の運転は楽しいもの。ここでは、アクティブシニアがドライブを楽しむための道具を紹介します。
画像は、後部座席の乗降りや乗車時につかまることができるサンコーのあんしん持ち手です。
【車の乗降時、手すりかわりになる安全レバー】
自動車の乗降時の転倒に気をつけましょう。片手は車のドアに置けますが、片手はつかむところがなく宙に浮いたまま。バランスを崩して転倒しやすくなっています。
そこでスマートライフ研究所のオリレバー。ドア内側のドアストライカーに挿し込むだけで、手すりの代わりになります。
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【車の乗車時、乗降時に安心な手すり】
後部座席は、運転席や助手席とちがって体を包む形になっていません。曲がりくねった道などでは体が安定せず、ふらふらしてしまいます。
そこで、サンコーのあんしん持ち手。乗っている時はつかまることで体が安定します。乗降時にも安心。
【シートが回転して乗り降りがスムーズになるシート】
自動車の乗り降りが大変なシニアさん。シートに座ったあと、体をひねる動作を助けてくれるのが回転シートのイージーターン。
座面部が回転するので、座席に敷けば簡単に体の向きが変えられます。自動車の座席以外にも、自宅の椅子に置いてもいいでしょう。
【シートへの尿漏れも安心な防水シート】
自動車のシートが尿漏れで汚れると大変。染みが付くし、臭いも残ります。そこで、車イスの滑り止めと防水をしてくれるニシキのマルチマットを敷きましょう。
汗や失禁は表面で拡散し、裏面のラミネート素材で防水してシートへのモレを防ぎます。消臭繊維で、尿臭も消してくれます。
滑らず、汚れたら拭けばよく床まで染みないので、トイレの小便器の足元マットとして使っている家庭もあります。
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【床ずれ防止に開発された衝撃吸収材のエクスジェルを採用した腰痛用カークッション】
医療用品メーカーの加地が床ずれ防止のために開発した、耐圧を分散するエクスジェル。このエクスジェルを採用した自動車の腰痛用カークッションのモニートツーリングは、道路からの振動や衝撃を吸収・分散します。
液体のような固体のエクスジェルは、運転中の体の動きにあわせて変形。長時間の運転でも腰をしっかり固定するので疲れません。お尻用を敷けば、お尻の肉が薄いひとも痛くありません。
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【使い捨て携帯用トイレ】
渋滞や高速道路のパーキングエリアのトイレが大混雑なとき、災害時にも役立つのが使い捨て携帯用トイレです。
男性用、女性用など様々な製品があります。
【驚異の防臭袋 BOS】
おむつなど、臭いが気になるものを入れる使い捨て防臭袋があると便利です。医療機関向けに開発された防臭袋なら、袋の口を縛ってしまえば鼻を近づけても大便の臭いがしないほどの効果があります。