高齢者の地震対策と防災グッズ

高齢者の地震対策と防災グッズ

 

【地震大国の日本】

 

阪神大震災、東日本大震災、熊本地震。

 

我が国では、この20年ほどのあいだに3つも大きな地震がありました。日本は世界でも珍しい地震大国です。そして、いつまた大地震がやってくるか、わかりません。

 

また自然の力によっておこる災い(台風による強風災害、洪水、土砂崩れ、高潮・高波、火山噴火による災害、雪害など)も起きています。

 

日本は地震大国であると同時に災害大国でもあります。

 

日本は南北に長い列島でできており、周囲を海に囲まれ、国土の2/3は山林です。変化に富んだ地形は、天候や台風、大雨、雪などによって自然災害の被害を受けやすい国でもあります。

 

 

 

【高齢者の地震対策】

 

 

防災に役立つグッズ(道具)を紹介する前に、地震が発生したときに「どうするべきか」「これだけは知っておきたい」知識をお教えします。

 

まず覚えておいてほしいことは「一番大事なのは命」ということ。

 

生きていれば、やり直すことが可能です。第一に自分の身を守りましょう。なにはなくとも逃げる。安全な場所に移動する。このことを忘れないでください。

 

 

 

【地震の対処方法】

 

 

高齢者がいちばん地震にあう場所は自宅です。地震にあったとき、何をすべきか知っておいてください。

 

>>まず、自分の身を守る

 

・テーブルの下に隠れる
・タンスなど倒れやすい家具から離れる
・寝ているときは布団をかぶる

 

>>揺れがおさまったらすべきこと

 

地震では二次災害の火災があります。かならず火の始末をしましょう。

 

・火を消す、ガスの元栓を閉める、コンセントからプラグを抜く
・避難口を確保する
・ガラスの破片などを踏まぬよう、スリッパや靴を室内でも履く

 

>>家族や近所の人と助けあう

 

阪神・淡路大震災では、倒壊した建物などの下から救出された人の約8割が、家族または近所の人によって助けられています。地震のとき、頼りになるのは家族やご近所の人なのです。

 

・家族の安否確認をする
・隣近所で声をかけあって、救出や救護を手伝う
・倒れ掛かった家には入らない
・ブロック塀や自販機にも近寄らない
・がけ崩れのおきそうな場所には近寄らない
・津波は河川をさかのぼります。川沿いに近づかない
・避難指示がでたら、近所で協力しながら避難する
・非常持ち出し袋を忘れない

 

>>正しい情報をつかむ

 

・ラジオなどで正しい情報を手に入れる
・デマに惑わされない
・津波情報に注意し、より高い所へ避難する

 

>>避難してから

 

公園や公民館、学校に避難をします。家のほうが安全な場合、3日ほどは備蓄食料などを使って自力でしのぐことになります。

 

 

 

【ホイッスルは命綱】

 

 

人に助けを求めたり、倒壊した家の下敷きになって救助を求めるとき、ホイッスルが役立ちます。

 

電池式では電池が切れたら役に立たないため、音が遠くまで聞こえるシンプルなスポーツタイプを選びましょう。

 

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【頭や首筋を守る保護布付きのセーフティハット】

 

 

落下物から頭部や首筋を守るためにヘルメットや保護帽を準備しておきましょう。

 

落下物の衝撃を緩和し、ガラスなど首筋への飛散物の侵入を防いでくれる保護布(シコロ)付き、コクヨのセーフティハット。

 

小さく畳めるので携帯にも便利です。

 

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>>高齢者の非常持ち出し袋の中身(リスト)について