風呂・浴室を安全にする日用品

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【冬のお風呂場でのヒートショックにご用心】

 

 

交通事故の死亡事故者数の2倍ともいわれる、高齢者のお風呂での死亡事故。

 

国民生活センターの報告によれば、東京・大阪・兵庫の死体を解剖して死因を解明する監察医の調べだけでも浴室内の死亡事故はこの5年間で2700件以上ありました。その8割が65歳以上で、ほとんどが高齢者でした。死因でもっとも多いものが心筋梗塞、つぎに脳卒中です。

 

死亡事故の原因は、脱衣所と浴室の急激な温度変化による「ヒートショック」にあります。

 

ヒートショックを防ぐには、脱衣所と浴室の温度差をできるだけ少なくすること。

 

浴室を暖めておくのであれば、浴槽のフタを少し開けてお湯を注ぐ。最後の1分ほどはシャワーでお湯を浴槽にためることが有効です。

 

とくに一番風呂には注意が必要です。一番目は洗い場と浴槽のお湯の温度差も大きくなっています。そこでお湯が沸いたあと風呂のふたをとって、風呂全体を暖めるのも一つの方法です。けれど、この方法だとお湯が冷めてしまいます。そこで、霧状のお湯でお風呂場を暖めるお風呂場ぽかぽかなら、風呂場の温度が約10度もあがります。

 

そして脱衣所を暖めておくのであれば、脱衣所やトイレに持ち込んでも邪魔にならない小型サイズのヒーターがおすすめです。人感センサー付きなら、いちいちスイッチを入れたり、切ったりしなくてもすみます。

 

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一番風呂はお湯が熱いこと、塩素が残っていることから肌への刺激が強く、皮膚が乾燥しやすくなります。それを防ぐために入浴剤を使いましょう。硫黄がはいっているものは皮膚への刺激が強いため、保湿成分が含まれている「竹酢液(ちくさくえき)」がオススメです。

 

 

 

【夏も冬も使える浴室換気乾燥暖房機でヒートショック対策】

 

 

浴室換気乾燥暖房機は、元からあった換気扇口などに取り付けるだけで浴室や脱衣所が暖かくなります(工事が必要なタイプもあり)。

 

換気はもちろん、乾燥機能で外に洗濯物が干せない季節も浴室で乾かせます。送風も可能なので、暑い夏は扇風機代わりとして。

 

浴室と脱衣所、浴室とトイレなど2室を同時に暖房・換気・乾燥させることも可能な天井・2室換気タイプもあります。

 

工事・取り付け費用は別途必要。

 

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【浴室での転倒にご用心】

 

 

高齢者は転倒で骨折をすると、そのまま寝たきりになる恐れがあります。浴室の床だけでなく、浴槽の中にも滑り止めシートを敷きましょう。

 

>>浴室の滑り止めシートはこちら

 

 

 

【脱衣所にも滑らないマットを敷きましょう】

 

 

浴室だけでなく、脱衣所の出入り口にも滑り止めのマットを敷きましょう。サンコーのサラサラ湯上りマットなら、床に置くだけでしっかりと吸着します。

 

もちろん吸水性に優れ、乾きも早く。汚れたら洗えるので清潔です。

 

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【工事不要の浴室壁用手すり】

 

 

ユニットバスに後から手すりを付けるのは、構造的に難しい場合があります。そこで、壁に穴をあけずに接着させる手すりもあります。

 

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【浴槽に手すりをつけましょう】

 

 

入浴して急に立ち上がると貧血をおこすことがあります。つかまるところがあれば、立ち上がりも楽になります。

 

浴槽をまたぐときに滑って転んでしまわないよう、浴槽に挟む手すりをつけましょう。

 

>>浴槽用手すりはこちら

 

 

 

【浴室のインターホン】

 

 

インターネットの通信販売を調べましたが、残念ながら双方向で会話のできる浴室用インターホンは販売されていませんでした。

 

リフォームや新築時でないと、お風呂用のインターホンは取り付けられないかもしれません。代用品になりますが、家族のいるリビングなどに緊急時にお知らせできるブザーや呼出しチャイムセットもあります。

 

>>浴室でも使える緊急用ブザーはこちら

 

 

 

【お風呂で使えるメガネ】

 

 

市販のセルロイド製メガネをお風呂ですると、ネジが錆びたり、フレームが歪みます。そこで、お風呂専用メガネ。旅行での露天風呂や大浴場の景色も楽しめますよ。

 

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【半身浴のお供に。時計付き防滴タイマー】

 

 

入浴時に時間が知りたい方には、濡れた手で触れる時計付き防滴タイマーが便利です。水仕事の多い台所でも大活躍します。

 

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【入浴介助器で湯船への出入りがスムーズに】

 

 

浴槽の縁に設置、または浴槽に差し渡して固定することで、湯船への出入りがスムーズになる入浴介助器。

 

腰をかけて体を回しながら、湯船に出入りします。このような道具を使えば、一人でも安定して体が移動できます。

 

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【お風呂場用の車いす】

 

 

服を脱いで乗れば、そのままシャワーが浴びれる車いすです。お風呂専用なので、車体も錆びにくくなっています。

 

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【介護用のお風呂椅子】

 

 

膝や腰に負担をかけないお風呂場用の介護椅子もあります。心臓に負担をかけない半身浴に便利な、浴槽に沈めて使う半身浴チェアが便利です。

 

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【電源不要で設置と操作も簡単な入浴リフト】

 

 

半身まひなどでお風呂の湯船に入るのも難しくなることがあります。そこで役立つのが入浴用リフトです。

 

リフトは設置が大変だと思われますが、バスリフトなら、バッテリー電源なので工事も不要です。取り外しも簡単で、家族が入浴するときも邪魔になりません。

 

 

 

【入浴時、包帯を濡らさないカバー】

 

 

手や足に包帯を巻いていると入浴するのも大変。トップガード(入浴用プロテクター)なら、ゴムがお湯の侵入をふせぎ、手足に巻いた包帯を濡らしません。

 

 

 

【ウエストに巻くと滑りにくい入浴介助用のベルト】

 

 

身体が不自由になった家族をお風呂に入れるときに便利なのが介助ベルトです。裸では滑りにくくても、キャリーベルト(入浴用)を腰や身体巻けば滑りにくく、つかみやすくなります。
お風呂以外にも、ベッドから車いすに移動するときにも使えます。

 

 

 

【清潔で快適な入浴のための介護用品「ユクリア」シリーズ】

 

 

パナソニックエイジフリーが2016年8月に発売した入浴介護用品シリーズ「ユクリア」は、かびが根付きやすい部分に防かび加工を施しました。

 

利用者が安心して使え、また介護者の負担が軽減できる工夫がされています。シャワーチェア、浴槽台、入浴グリップの3種・3色があります。

 

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>>入浴の介助に必要な道具と知識(入浴補助用具の選び方)